京都市中京区にて 下屋根葺き替え工事

先日より、京都市中京区にて住宅下屋根の葺き替え工事を行っております。

 

<施工の様子>

 

既存の瓦をめくり、新しくルーフィング(防水シート)を貼り、その上に桟木(さんぎ)を乗せます。

桟木とは、瓦を引っかけるために屋根に設置する細長い材料のこと。

一般的には厚み15㎜程度以上、幅が30㎜以上と長細くなっています。

材質は木材が一般的で、良質なすぎ、ひのき、まつなどと同等以上の耐久性が必要です。

 

瓦屋根は耐用年数の長さが特徴ですが、当然経年劣化や自然災害などで傷みますので、

定期的なメンテナンスが必要になります。

瓦屋根の補修が必要な場合として、瓦のひび割れや破損、漆喰の経年劣化などがあげられます。

瓦は、石灰が主な成分となる粘土上の材料である漆喰を使って固定されることが多いですが、

この漆喰は10年程でひび割れや崩れが発生することがあるのです。

漆喰は、瓦と瓦の隙間を埋めるように詰めてあるため、ひび割れや崩れが出てくると

雨水が侵入して雨漏りしてしまうことも。

そのため、粘土瓦そのものは30年以上の耐久力があると言われていますが

瓦を支える漆喰部分を健康に保つためにも、定期的なメンテナンスが大切になります。

 

引き続き、作業の様子をお届けします。