宇治田原町にて瓦屋根棟修理
- 2021.11.05
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先日、宇治田原町にて行った瓦屋根の棟修理の様子をお届けいたします。
<施工の様子>
当ブログで何度もお伝えしておりますが、棟瓦の最大の役割は雨漏りの防止です。
瓦屋根の頂上部である棟は、屋根の結合部分のため雨の影響を受けやすくなっています。
棟瓦を施工することで、棟に降ってきた雨を受け流し、棟の下地に雨が侵入することを防いでいるのです。
また、のし瓦の間にある漆喰が劣化して剥がれてしまうと、のし瓦がズレてしまったり劣化した漆喰の隙間から雨水が侵入して雨漏りの原因に。
棟瓦の劣化を放置してしまうと、容易に雨漏りを引き起こしてしまいます。更に下地まで腐食してしまうと屋根自体の交換が必要になるため、高額な工事費用が発生してしまうのです。
また、棟部分を施工する際に使う漆喰ですが、漆喰には隙間を埋める役割以外にも、瓦を支える役割も持っています。
その漆喰が崩れや剥がれで無くなってしまえば、瓦を支える強度が弱くなるため、地震や強風の際に瓦が地面に落ちてくるといった事態を招くのです。
瓦自体が非常に耐久年数の長い屋根材のため、つい漆喰のメンテナンスは見落とされがちです。
基本的には10年に1回くらいで我々屋根職人の診断を仰ぐことをおすすめします。
ただし、お住まいの地域ごとに気候条件が異なるため、10年というのはあくまでも目安です。
一年に一度、ご自身の目で屋根の漆喰に剥がれや崩れが起こっていないかチェックしてもらうことをおすすめします。
はやめはやめのメンテナンスをしてあげることが、大事なお住いの寿命を長持ちさせる秘訣ですね。
引き続き、作業の様子をお届けいたします。
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